フィリポビッチ(@filipovic41)です。
コロナ禍になってから、新しいお店に行くことがほとんどできていません。
なぜなら、好きなお店にお金を落としたいから。
ということで、2022年好きなお店にお金を落とそうツアーが始まりました。
その1つが【USHIMITSU NISHIAZABU】です。
前に訪問したのがおよそ2年前。
2019年のベスト食事と言っても過言ではない素晴らしいコースで。
今回、新しいコースが始まるということでいち早く訪問してきました。
Contents
新コース【焼き肉・鮨コース】がもうすごいの。うしみつ西麻布!
ラスボスのダンジョンの入り口みたいなエントランス。
初めての方はここで合っているのか心配になるエントランス。
ワクワクが止まらない。
2月から始まった新コース【うしみつ西麻布 焼き肉鮨コース】を堪能して参りました。
もうね、これくらいの旨さレベルになると語彙力を失うんですよね。
陳腐な感想になってしまうことを恐れずに言います。
す ご く 美 味 し か っ た で す 。
それはもうすごくね。
うしみつグループの総料理長である近重さん監修の究極の肉鮨コースなんだとか。
ほんと、企業努力の賜物ですよ。
まずは生ビールで試合開始。
【アミューズ 一口ご飯とユッケ】
なんだ・・・?何か小さなものがスプーンに乗って出てきたようだが。
小さなスプーンにユッケが乗っています。
なんでしょうこれは。
近江牛のユッケだそうです。
そして共に出てきたのは土鍋で炊いたご飯。
お客さんの来店に合わせて炊いて出しています。
なんでも、お米は前日から水に漬けておいて、米に水分をしっかり含ませて炊き上げるんだとか。
スプーンのユッケをパクッと口に含んで、噛んだ瞬間にわかるお肉の質の良さ。
ユッケはほとんど味をつけず、軽く塩のみ。
そして追いかけて白飯。
なるほど、とんでもなく甘くて、米全体に水分が浸透してあまりにも瑞々しすぎる。
お肉の甘さ・口当たりの良さと、白飯の包み込むような甘さがめちゃくちゃ合います。
これでビールを流し込む。
最高。
【究極のユッケ丼】
なんと、締めのご飯が出てきました。
というくらい、衝撃のご飯物。
最高品質のユッケの半分と、中国のコチュジャンベースの辛味噌のようなものと、先程の最高の白飯を混ぜ合わせる。
混ぜ合わせた後、残りのユッケをご飯に乗せる。
そして穂紫蘇を乗せて完成。
旨すぎるだろ!!!!!!!!
今回のコース、どれも甲乙つけがたいけど。
最も旨いものの一つですね(結局甲乙つけられず
とにもかくにもめちゃくちゃ旨い。
言っておきますが、穂紫蘇も見た目が良くなるから乗せてるだけじゃないですからね。
穂紫蘇の香りがまたたまらんのですよ。
ピリッとした風味に爽やかな穂紫蘇の香り、お肉とご飯の強烈な甘み。
究極のユッケ丼とはこういうこと。
【雲丹ドッグ】
出ました雲丹ドッグ。
うしみつの看板メニューと言っても過言ではない。
これにしっかりと淡雪塩を振りかけて。
あわあああああああゆきいいいいいぃぃぃぃねえ!!!!(粉雪より
あぁ、これですよこれ。
完璧なんですよ。雲丹もお肉も海苔も。
バランスがすごい。全部が必要な分量で調和してる。
僕の誕生日には、もういいですと言うくらいこの雲丹ドッグを食べ続けるコースをお願いしたいレベル。
【肉 鮨】
来ました肉鮨。
なんてったって、焼き肉・鮨コースですからね。
お肉は万葉牛のサーロイン。
王道の牛炙り鮨かと思いきや、さすがはうしみつさん。
最後にチーズをたっぷり削ってかけてくれます。
チーズリゾットをイメージしているそうな。
うわっっっっ、めっちゃくちゃ旨い。
さすがは万葉牛のサーロイン。脂が甘くてさっぱりしてる。飲める。
そこにチーズを合わせることで濃厚な一口に。
どうして食べたら無くなっちゃうの?
食べたら無くなる制度廃止にしてほしい。
【塩焼物】
こちらはタンしゃぶ(奥)を焼いておろしポン酢で食べるというもの。
いや、そりゃあ旨くないわけがないんだけど、それでも想像以上の旨さで。
タンはシャキッと歯応えがしっかり感じる。
芽ネギと大根の鬼おろしポン酢が、最高すぎるほどに合う。
これだけの食べ放題をするタンしゃぶコースでも立派なコースとして成立しますよこれ。
まあ簡単に言うと、たくさん食べたいんですよ。
これならいくらでも食べられる。
老若男女全ての人間が好きだと思いますね。
【王道ユッケドッグ】
これがお口直しというのだから狂ってる。
海苔の上にユッケ。中には千切りきゅうり。
そしてスタッフさんが卵黄(手前)を妖艶に垂らしてくれます。
なるほど、確かに王道のユッケの味だ。
だけど、王道を正面から攻めたのは、当然「その辺のユッケとは違うんだぜ」ということを示す一品なわけで。
これも完璧でしたね。
きゅうりで食感も良く、海苔の香りも素晴らしい。
タレとの相性も抜群。
言わずもがなお肉の質は最強。
恐れ入ります。
【和牛ハラミの角煮焼き】
このハラミを黒酢餡につけて焼き上げます。
ハラミは低温調理しているとのことで、既に火は入っています。
黒酢餡をつけては表面を焼き、つけては焼きを繰り返して黒酢餡をハラミに馴染ませていきます。
この工程で分厚いハラミに火を通すのが難しいため、低温調理をしているわけですね。
低温調理と聞いたら流石に口を挟まずにはいられないのでね。
さて、焼き上がったハラミには黒酢餡をかけていただきます。
黒酢の酸味と、ハラミの濃い肉の味が抜群に合います。
さっぱりしたお肉だと黒酢餡の味に殺されてしまうけど、ハラミだから黒酢を活かしつつしっかりお肉の味を楽しめる。
旨いですねほんと。
お酒のつまみとしての焼肉です。最高です。
【厳撰和牛の厚切りヒレ肉丼】
今度はヒレ肉。
手前はニンニク醤油。
また丼です。
ご飯ものが多いのに、いくらでも食べられる不思議。
ご飯には小ネギ。
最強に柔らかいヒレ肉と、ニンニク醤油をかけたこの丼。
小ネギがまた新鮮でシャキシャキ。お肉とニンニク醤油に割って入る香りがとても良くて。
今日出てくるご飯ものがどれも最高に旨すぎる。
【タレ焼物】
おっ、今度は王道のたれ焼肉ですかね。
いや、また謎の料理が出てきました。
サガリを焼いたら、この韓国海苔の天ぷらを1枚敷いて。
そのサガリを乗せて。
コチュジャンベースの辛味を塗って、さらに韓国海苔の天ぷらを乗せる。
バーガー状態。
食べ物で遊ぶ大変けしからん料理です。
これ、食べたことが無さすぎて脳が混乱しているのがよくわかりました。
なんだかわからないけど旨いという感じ。
天ぷらの食感とサガリの濃厚な肉感。
そして食感や香りのおかげか、なんだかさっぱりしてる。
なんだろうこれ、旨い。
そして最後のご飯もの。
「ヒレ肉~大人のオンザライス~」。
写真無加工でこの色ですよ。
雲丹ご飯にトリュフに卵黄。
そこにヒレ肉。
とんでもなく旨い逸品。
トリュフの香りもさることながら、ヒレ肉を焼いたメイラード反応の香りも最高に心地良くて、なんというバランスなんだろう。
雲丹ご飯が強い旨味のベースで、香りはトリュフとお肉の焼いた部分。
濃厚な卵黄とヒレ肉の甘みも完璧に調和してました。
だめだ、どれが一番美味しかったのかどうしても決められない。
だけど、これも間違いなく一番美味しいものの一つ。
すごすぎ。
【トマトバジル冷麺】
これだけご飯ものを食べて、締めの冷麺ですよ。
ありがとうございます。
これ、見た目では全くわからないんだけど。
トマトコンソメのスープなんですよ。
それがね、トマトジュースなんじゃないかってくらいトマトで。
トマトの良い部分だけを抽出しまくったスープで。
当然、乾燥バジルの香りはトマトコンソメには合うわけで。
そして、具材がなくシンプルな冷麺なんだけど、冷麺のモチモチでコシのある食感が最高でして。
味付けはパスタ的なんだけど、パスタではダメで冷麺が最適解なんだろうなと思いました。
脱帽です。
【うしみつ最中アイス】
今回はほうじ茶アイスが中に。
この最中もすんごい美味しくて。
アイスとの相性が抜群すぎる。
飲み物たち
今回は生ビール、麦焼酎、ハイボール、赤ワインをいただきました。
料理に合わせて出してくれた赤ワインがめちゃくちゃ美味しくて。
アメリカのカベルネとフランスのメルローだったかしら。
料理にも最高に合うし、単体でも成立しちゃう素晴らしく美味しいワインでした。
メニュー
総括
毎度ながらよくこんなコースを思いつくよなって思いますよ。
ご飯ものが6品も出てくるコースなんてありますか?
最高すぎました。
うしみつさんはコースもたくさんあって、毎月毎月新メニュー開発に余念がなくて。
別に前回のコースを出されても最高なんですよ。というかもう一度食べたいくらいで。
なのに、常に何種類もの新しいコースの用意があるのすごすぎる。
まさに企業努力ってやつですわ。
味・・・4.5
サービス・・・4.4
雰囲気・・・4.4
コスパ・・・4.3
総合・・・4.4
まだまだ進化し続けるうしみつグループから今後も目が離せませんね。
とにかく最高でした!
ご馳走様でした!!
お店情報
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