フィリポビッチ(@filipovic102)です。
忘年会。一年を振り返ったり締めくくる飲み会。
「その年の、そのグループで行く最後の飲み会」になるわけですから、これはもう旨いものを食べに行くしかないと思うんですよ。
景気良くパァーっとね。
こういう機会にちょっと贅沢なコース料理を楽しんだりしたいわけで。
今回、ずっと行きたかった幕張本郷の【蔓山】の予約を取りました。
創作四川料理を楽しめるお店です。
予約の際に、「予算に合わせてコースを考えますよ」とのことで、なんだかそれだけで良いお店な気がしてました。
今回は7000円でコース料理を組んでもらうことに。
まあお酒込みで10000円くらいですかね。
電話のときに苦手なものも聞いてくれて、その日の仕入れや予算やお好みでコース料理を変えてくれる素敵なお店ということが行く前にわかりました。
Contents
超ハイレベルな四川料理を手頃な価格で!蔓山!
2019年12月13日(金)、20時00分、3名。
いくつかテーブル席があって、このときは1組先客が。
そんなにたくさんお客さんは入れられないキャパだけど、ご夫婦で切り盛りしてるお店なんで、これくらいが丁度良さそう。
さて、生ビールで試合開始です。
【前菜の盛り合わせ】
僕としては、この前菜の盛り合わせが出てきた瞬間に、この日の勝利を確信したんですよ。
これは大当たりだ、とね。
いや、まあ元々下調べもしてたんでね、絶対に旨いお店だという確信はあったんですけど、それにしても大当たり。
全てめちゃくちゃ旨い。
前菜の盛り合わせを3周もすれば完全に泥酔するレベル。
特に、麻辣のタレで味付けされた白子が最高。
白子ってポン酢以外にもこんなに旨い食べ方があったんすね。
あと棒々鶏も絶品of絶品。
僕の知っている棒々鶏じゃない。
メインにもなり得る極うま棒々鶏。
マトンも。
イカも。
サラダも全部旨くて。
香辛料の使い方が本物のそれでした。
【甘エビのビスク】
甘エビのビスクですって。
僕ね、一度だけエビのビスクを作ったことがあるんですよ。
それはもう入念にレシピを考えて。
だけど、どうしてもエビの悪さが残るんですよ。
臭みというかエグみというか。
しかしこの甘エビのビスク、甘エビの良いところだけが残ってるんですよ。
当然エビの香りは素晴らしすぎて。
甘さやコク、旨味がしっっっかりとスープに残ってて。
毎食飲めるほどにしつこくなくてすっきりしていて。
すごい。
食事に合わせた白ワインをオーダー。
すっきり飲みやすい。
【ジャガイモの春雨】
あろうことか、大皿の写真の撮影を失念。
取り分けた後の写真しか残っていない。
ジャガイモの春雨、太めでめちゃくちゃもちもちしてて食感が最高。
牡蠣と菜の花が入ってるんだけど、牡蠣の出汁で味付けされてて、これがまたハイパー旨い。
かなりシンプルな味付けなんだろうけど、牡蠣の旨味が凄すぎて圧倒的に旨い。
【牛肉と金柑の甘酢唐辛子炒め】
絶妙。
牛肉の甘み、金柑と甘酢唐辛子の酸味と辛味。
このバランスが抜群すぎる。
初めて食べる味です。
酸味の使い方が凄いのなんのって。
これは素人が絶対に真似できない一品。
この辺で紹興酒を。
紹興酒って普段飲まなすぎて試してみました。
【エビチリ】
簡単に言うと、うんんんまいエビチリですね。
味付け自体はそれほど変わった点は無いのに、めちゃくちゃ旨い。
やっぱり、素材の味とか旨味を引き立てる能力が異常に高い気がします。
【真鯛のオイル煮】
ヤバそうな料理が出てきました。
火鍋よりも地獄のようなビジュアル。
これ、中華料理のアヒージョ的なものだと。
要はこの汁は全て油ってことですよ。
ものすごくグツグツした状態で出てきて、グツグツが止まったら中にある真鯛を食べるんだと。
なんと旨いんだろうか…。
想像と全然違う。
真鯛はふわっふわ。
油まみれのはずなのに、全くクドくない。
たくさんの香辛料の香りと辛味が丁度いい。
これ、提供する油の温度は計算し尽くされてるらしい。
これ以上熱くてもぬるくてもダメ。
確かに、真鯛の火入れが完璧すぎるんですよね。
こんだけ地獄みたいな油に入ってるのに、真鯛はしっかり真鯛で。
あくまで真鯛の旨さを活かした料理になってる。
すごすぎ。
【麻婆豆腐】
超抜群に旨い麻婆豆腐が登場。
たまらんです。
辛さも丁度良い。
痺れの辛さも心地良い。
ご飯がめちゃくちゃに進む麻婆豆腐。
ご飯食べてないけど。
【担々麺(1000円)】
追加で坦々麺をオーダー。
これが大正解。
僕ね、坦々麺ってそんなに旨いと思ったことがなくて。
好き好んで食べないんだけど。
これは超旨かったです。
コクがすごい。
そしてこちらも辛さが丁度良い。
ここの料理は、辛い料理はもちろん多いんだけど、料理の味を最大限に楽しめる辛みなんですよ。
辛くて味がわからなくなるような、乱暴なものは一切ない。
必要な辛さ。
ランチで食べに来たいっす。
メニュー
総括
というわけで、至高の四川料理が楽しめる最高のコースでした。
マスターが面白い方で、最後の方はずっとマスターと話して飲んでました(マスターも紹興酒やワインを飲みながら)。
こちらのマスター、都内でしっかり修行された方らしいです。
なるほど、こんなに美味しくて独創的な料理、料理好きの素人が作れるわけがない。
味・・・4.1
サービス・・・4.1
雰囲気・・・4.1
コスパ・・・4.2
総合・・・4.125
ここは再訪確定です。
ご馳走様でした!!
お店情報
コメントを残す